バッシング
一人の女性が日本を捨てた。彼女が彼女であるために。2004年にイラクで起こった日本人人質事件をヒントに、帰国した女性が周囲からの激しい批判を浴びながらも、自らの意思で再び中東へ向かうまでの葛藤の日々を静かに映し出す作品。中東の戦時国でボランティア活動をしている最中、武装グループに拉致・監禁された過去のある有子は、世間から激しいバッシングを受けていた…。