世界名作映画全集93 真昼の決闘
カニンガムの小説「ブリキの星章」に基づくリアリズム西部劇の傑作。加勢もなく、悪漢一味と決闘する羽目になった老保安官の苦悩を描く。1952年度のアカデミー主演男優賞(ゲイリー・クーパー)など多数のアカデミー賞を受賞。それまでの西部劇にはなかったシリアスな人間ドラマが展開されている。また、劇中の時間進行と映画の時間をシンクロさせた事が、作品を貫くリアリズムに貢献している。